紙幣のデザインが変わるのは約20年ぶり

今までの紙幣のデザインは1万円札が福沢諭吉、5千円札が新渡戸稲造、1千円札が夏目漱石でした。
今回新しいデザインは1万円札が渋沢栄一、5千円札は津田梅子、1千円札が北里柴三郎となりました。

まず1万円の渋沢栄一ですが、生涯およそ500もの企業の設立や育成に関わり、
「近代日本経済の父」や「日本資本主義の父」と呼ばれています。

次に5千円の津田梅子は、女性初の留学生の一人として6歳でアメリカへと渡りました。
その後、1900年に35歳で女子英学塾・現在の津田塾大学を創立しました。
英語教育と共に女性の個性を尊重した少人数での教育に力を入れたため、
日本の女性教育の先駆者と言われています。

最後に1千円の北里柴三郎ですが、破傷風菌の純粋培養に世界で初めて成功し、
その治療法を確立するなど、明治から大正にかけて伝染病の予防などに多大な功績を上げた世界的な細菌学者です。
その功績の大きさから、日本における「近代医学の父」とも呼ばれています。

皆さんはもう新紙幣を手に入れることができましたか。
国立印刷局のサイトで拝見しましたが、1万円札の偽造防止のホログラムは色も技術も素晴らしく、
手に入れるのが待ち遠しいです。

更新日:2024.07.12