頻発しているトカラ列島近海地震について

6月末頃からすでに35度を超える気温ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

さてタイトルにもある通り、最近トカラ列島近海において地震が頻発しているニュースが報じられています。

そこに住まわれる方々の住民生活やインフラに関しての影響も深刻になっています。

今回の地震による南海トラフ地震の発生の可能性について、

地震学的には関係ないと有識者検討会後の記者会見で述べられました。

 

さて話は変わりますが、地震と言えば「震度」と「マグニチュード」という言葉が必ず出てきます。

この違いについて曖昧にしか理解していなかった為、改めて調べてみました。

「震度」はある場所での地震の揺れの大きさを表します。

それに対して「マグニチュード」は、地震そのものの規模を表します。

 

よって震源から近ければ、地震そのもののエネルギーが小さくとも大きな揺れが観測され、

離れていれば、マグニチュードの数値が大きくても揺れは小さくなります。

マグニチュードの数値が1違えば、地震のエネルギーは約32倍の違いとなります。

8と9では数字上はたった1の違いですが、エネルギーは約32倍の差なので、大変大きな違いとなります。

報道の際は、その1の違いが約32倍もの差になるんだなあと思い出して頂ければ、

より臨場感と想像が及ぶと思います。

ちなみに、東日本大震災はマグニチュード9.0だったので、そのエネルギーがいかに大きかったかが想像できます。

 

災害は忘れた頃にやってくるという言葉があるように、

防災に対する意識はしっかりと高めておかねばと思う契機となった報道でした。

更新日:2025.07.18