お年玉って贈与?

皆様、お正月は如何でしたか?

お子さん達に「お年玉」をたくさんあげた方もいらっしゃるでしょう。

 

では、お正月にあげたお年玉に贈与税はかかるのでしょうか。

基本的にお年玉には税金はかかりません。

誰かから財産を贈与されたときにかかる税金を「贈与税」といいますが、贈与税の課税には一定の判断基準があり、一般的にお年玉は課税される条件を満たしません。

贈与税は、贈与を受けた財産すべてに対して課税されるのが原則です。ただし例外として、以下のように贈与税がかからないケースもいくつか認められています。

・個人から受ける香典、花輪代、年末年始の贈答、祝物または見舞いなどのためのお金で、社会通念上相当と認められるもの

 

お年玉は「年末年始の贈答」に含まれると考えられるため、「社会通念上相当」、つまり一般的な常識の範囲内であれば贈与税はかからないとされています。

ただし、どこまでが「社会通念上相当」として認められるのか、明確な基準はありません。その家庭の経済状況などを含めて、個別に判断されることになります。

贈与税は、1人の人が1年間(1月1日~12月31日)にもらった財産の合計額から基礎控除額(110万円)を差し引いた残りの額に対して課税されます。

 

110万円を超える「お年玉」をあげる場合は注意しましょう。

 

(参照:お金のコラム集)

更新日:2024.01.18