インボイスの特例制度

今年も稲の刈り取りが始まりました。毎年その時期が早まっている気がします。
最近の米不足と言われる中、初期の買取価格が近年では驚くほど高値になっているようで、それも影響しているのかもしれません。

さて、一般的にコメの出荷は農協に出荷することが多いようですが、近隣の農協では、出荷者である農家がインボイスを取得しているか否かで買取価格に価格差があるようです。
それは出荷の際、個別に検査し等級付けしての個別買取りのため、消費税法の特例である「農協特例」が適用されないため、価格差を付けなければその分農協に不利が生じてしまうことになるためなのでしょう。
(米以外の共選出荷品は農協特例になっているようです。)

一方、卸売市場への野菜等の出荷は、農家のインボイス取得の有無にかかわらず出荷者にとって消費税による収入差は無く、卸売市場にとっても損失はないようです。

ん~様々な特例が作られていて、国税庁の消費税Q&Aもボリュームがどんどん増していて、色々な面で大変ですね。

更新日:2024.08.14