年収と所得って違うの?手取りって?

新しくカードを作るときやいろいろな手続きの書類に「所得」を記入する欄があると、所得って年収と違うの?と、ペンが止まってしまうことがありませんか。

結論からいうと、年収と所得は全く別の金額です。

年収とは、給料やボーナスなど、会社から支払われたすべてのお金のことをいいます。
税金や保険料が引かれる前の金額で、収入金額のことです。


つぎに所得とは「所得控除後の金額」のことをいいます。
会社員であれば、「支払金額(年収)」から「給与所得控除額」を差し引いた金額のことをいいます。

給与所得控除額とは、給与等の収入金額に応じて計算された控除額のことで、収入金額に応じて計算式が違います。

国税HP
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htm


個人事業主の場合は、収入金額から必要経費を差し引いた金額のことを所得といいます。

所得税や住民税はこの所得の金額をもとに算出されるので、源泉徴収票や確定申告書の第一表を確認しておくと良いでしょう。
 
最後に手取りとは、実際に振り込まれる金額のこといいます。雇用保険や厚生年金などの社会保険料や、所得税および住民税を差し引いた金額のことです。

年収や所得は、だいたいの金額で構いませんので、覚えておくとイザという時に慌てないですみますよ。

更新日:2023.06.29